株式会社micado
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新型コロナウイルスの感染拡大により、宿泊施設を利用するお客様が減少しています。東京都内にある某ホテルの稼働率は25%〜35%と低水準が続いており、人が密集する地域にある宿泊施設の稼働率の回復は予測できません。一方、新型コロナの被害が少ない地域は稼働率は下がっておらず、前年月に比べたら稼働率が上昇しているホテルや旅館さんの声も上がっています。
「稼働率を維持できている宿泊施設の取り組み」、「このような状況でも耐え忍ぶために今後どういった取り組みをするべきか」の2つの内容についてご紹介していきます。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、「テレワーク」を導入した企業が増えています。
宿泊施設の動きとしては、自宅では集中できないという声を元に、プライベート空間を確保できるホテルの客室を利用してもらう「テレワークプラン」を提供し始めています。
以下が事例のプランとなっております。
【ルームサービス付きプラン】
過ごす時間をお部屋の中で完結できるように、冷蔵庫にあるソフトドリンクやアルコールの全無料サービスや、ランチやディナーを届けるルームサービスなど、通常は対応していない特典を宿泊プランに付けています。
【テレワークプラン】
宿泊とまではいかないお客様を配慮して、平均的な就業時間である9時間就業に対応したプランや午前・午後のどちらかを切り取ったプランも見受けられました。テレワークにおいてネット環境の完備ですが、客室内での有線・無線LANを無料で利用できて、広々としたデスクワークに最適な電気スタンド、加湿器、空気清浄機といった備品を設置し「セカンドオフィス」として快適に利用することができます。
さらに、星野リゾートでは1ヶ月滞在プランなど、リゾートが相当厳しいことを踏まえて、大胆な戦略を打ち出しています。「観光」ではなく、ホテルや旅館の「滞在」で完結させることを目的とすることで、違った魅力を提供できるのでしょうか。
まずコロナ対策のために「安心・安全・快適」の3つの要素が大前提で、少しでも予約をされるためには、ターゲットを限定したプランが集客の鍵となるわけです。
今の状況が収束すれば、インバウンドは少しずつ回復してくるのはほぼ確実ですが、外国人観光客だけを狙うのはリスクが大きいことがわかりました。さらに、今回の新型コロナの感染拡大から、海外渡航の危険度を痛感したことにより、人口密度の少ない地方へ旅行に行く傾向になっています。
このことから、国内旅行の需要は上がることが予測され、宿泊施設の取り組みとしては、国内旅行者と外国人旅行者のバランスを考え直し(国内旅行者50%:外国人旅行者50%の比率が望ましい)、特に国内旅行者の集客方法も見直す必要があるでしょう。
訪日外国人数で多くの割合は中国・台湾・韓国とターゲットに集客しやすい環境ではありましたが、日本への渡航ができなくなったことにより、経営が厳しくなった今だからこそ、改善に取り組むべきなのです。
OTAには頼らず公式サイトからの予約獲得が重要視されて、サイトを見直す宿泊施設は増えていますが、サイト内のユーザー体験まで改善できていません。
公式サイトが完成したら終わりではなく、ユーザーの行動分析を基にして改善を行うことで、目標とされている予約数を実現することができます。
現在宿泊事業様に向けて、Web上で行えるマーケティングの電子書籍を配布していますのでぜひご覧ください!