株式会社micado
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これまで560社以上のWebサイトを分析・改善してきましたが、予約の取れるASPと予約の取れないASPがはっきり分かれており、ASPの変更は売上に大きな影響を与えることがわかっています。
その影響は、約150室のホテルで年間100万円以上の変動があるほど。
とりあえずで入れたASPが良い影響をもたらすか、悪い影響をもたらすかは、その選び方に全てが掛かってくるのです。
では、どのようなASPが良くて、どのようなASPが悪いのでしょうか?
今回の記事では、最適なASPを導入し、ユーザーが思わず予約したくなるようなWebサイトでの導き方についてご紹介していきます!
ASPとはApplication Service Providerの頭文字をとった略称で、業務用アプリケーションソフトの機能をネットワーク経由で顧客に提供する事業者、ないしはサービスのこと。を指しますが、そのような専門用語を知ったところで売上が上がるわけではないので、今回は深くは触れない事とします。
ホテルや旅館がASPを導入する理由は、自社で予約システムの開発を行うことができないまたは、開発を行うことはできるがコストに見合わないということが大きな理由かと思います。
ASPでは、予約管理だけでなく決済システムなどもあるので、導入するだけで予約獲得から決済管理まで全て行ってくれる便利なものです。
ただ、冒頭でも触れたように、このASP選定が売上に大きな影響を与えることになるのです。
さて、冒頭からASPが売上に大きく影響することを説明してきましたが、具体的に何がそこまでの違いを生むのでしょうか?
ASPに移動してからのユーザー行動を分析した結果、「ASPに移動してからもユーザーは予約プランを決めきれていない」ということです。今回のASP選定で重要なお話になりますので、ホテル・旅館のサイトに訪れたユーザーの行動を一緒に見ながら詳しく説明していきたいと思います。
まずは、宿泊事業者の方々が考えているユーザーの行動についてです。
みなさまに質問です。自社のサイトでは、下の図の様にユーザーが行動していると思っている方々が多いのではないでしょうか?
これ、実は大きな間違いなんです。
ユーザーが客室の写真や特徴をじっくり見てくれて、大浴場や、お食事などの特徴に心惹かれて予約に進んでくれる。というのは理想中の理想で、これまでお手伝いしてきた施設のサイトで最初からこの理想通りにユーザーを誘導できている施設は1件もありませんでした。
では、実際ユーザーはどの様な行動をしているのでしょうか?
行動データを統計分析した結果、下図の様な行動をしているユーザーが多くを占めていることがわかりました。
ほとんどのユーザーは、施設に関する情報を十分に見ない状態でASPに移動しているため、「施設の特徴」や「客室の写真」、「お食事の内容」など知らないままの状態で空室カレンダーを見せられても、「予約しよう!」とは思えないのは、容易に想像ができるかと思います。
ここまで、ユーザーの理想の行動と現実の行動を見てきました。では、どの様なサイトなら予約が増えるのでしょうか?
1.ユーザーが施設の詳細情報を全て見てからASPに移動できる様にする
2.ASPに移動してからも写真や文章から施設の情報が分かる様にする
この2つが達成できると、ほとんど全ての施設で自社サイトからの予約数が大幅に向上します。もし、自社サイトからの予約を増やすことを目標にされているのであれば、契約中のWeb制作会社様に行動データの分析をお願いしてみてください。(データをとるだけでは費用はかからないはずです)
行動データを見た結果として、理想の行動をしてもらえてないのであれば、サイトの導線を変えたり、ASPの掲載情報を変えてみてください。
また、宿泊施設の予約数を145%増加させた成功事例集を配信中です!
どなたでもご覧頂けますので、是非チェックしてみてください!