デジタル戦略・戦術 ホテルマーケティング

2021.10.16

2020.10.13

【ホテル・旅館のWebマーケティング戦略】ズバ抜けた公式サイトの構築方法とは?

#ホテル-seo対策 #ホテル-ブランディング #ホテルマーケティング

OTAはたくさんのユーザーを抱えているため、OTAを軸に集客するホテルや旅館が多く、公式サイトやその他の媒体を活用したプロモーションを行っている宿泊施設は少ない印象があります。

「価格・立地・ポイント還元」の3つの要素がOTA上で予約をする条件として強い材料でしたが、近年さまざまな施設タイプが増えていたり、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大によって、ユーザー(お客様)の宿泊予約の条件が変化してきました。

今までは宿泊プランを販売していれば予約を獲得できる時代ではありましたが、ホテル市場の競争が激しくなっていることから、呼び込む集客にシフトしています。

今回は、デジタルマーケティングの一つでもあるコンテンツマーケティングという、サイトアクセス数の向上やユーザーの予約検討熟度を高める方法について解説していきます。

OTAではなく公式サイトからの直接予約を増やして売上を伸ばしたいとお考えのホテル・旅館さまはぜひご覧ください!

待つ集客ではなく、呼び込む集客への切り替え

従来のホテルや旅館は、冒頭にもあった通り、”OTA上での集客戦略(レベニューマネジメント)”を駆使してきました。しかし、OTAで集客できる限界が見えてきたことから、OTAの枠を超えたWeb全体でのプロモーションや販売戦略などの施策が重要視されているのを感じているのではないでしょうか。

昨今ではWeb検索が多様化していて、GoogleやYahooでのキーワード検索だけでなく、InstagramやTwitterなどのSNSや専門性の高いWebメディアなどでも、情報収集をする動きが見受けられます。

魅力的なコンテンツを持っていても、公式サイトに記載されている情報量が不足していたり、情報量は充実していてもユーザーにとって見づらいサイトデザインである宿泊施設もよく見受けられます。

たまたまWebサイトに訪れたユーザーの興味を惹くためには、施設側が発信したい情報ではなく、ユーザーが宿泊したいと思うキッカケを公式サイトに打ち出すことが重要です。

大手ホテル会社では、数年前から自社サイトでの直接予約を強化するために、デジタルマーケティングに注力し始めました。

最もブランディングしやすい公式サイトで直接予約を獲得するために、商品となるお部屋・料理・お風呂など、施設が持っているコンテンツをより魅力的に打ち出す工夫をしています。

その中でも、限られた施設のみが行っている“コンテンツマーケティング”がユーザーの予約検討熟度を高める鍵となるのです。

ユーザー満足度を上げる情報発信のポイント

「コンテンツマーケティング」とは・・・ユーザー(読者)にとって価値あるコンテンツの制作・発信を通して見込み顧客のニーズを育成、購買を経て、最終的にはファンとして定着させることをめざす一連のマーケティング手法

コンテンツマーケティングはWebマーケティングの一種で、ホテル・旅館がコンテンツマーケティングを行うことで、新規ユーザーの獲得・公式サイトの再訪問(リピート)など、Webサイトのアクセス数増加だけでなく、ホテル・旅館の認知度や集客力の向上につながります。

コンテンツマーケティングで成果を出すためには、継続的に情報を発信することが前提条件です。弊社のクライアント(ホテル・旅館)で定期的に情報発信を行った結果、平均3ヶ月〜6ヶ月の間でサイトアクセス数が1.5倍以上になりました。

コンテンツマーケティングといっても何から始めればいいか分からない、と思った方もいるのではないでしょうか?先ほども述べたように、コンテンツマーケティングはホテル・旅館の認知度や集客力の向上へとつなげることができるので、いかにホテル・旅館の魅力を伝えられるかがカギとなります。

どんな記事を書けばいいのか、アイデア出しがわからない方に向けて、下記に宿泊施設においての鉄板のコンテンツ案をいくつか取り上げてみました。

【コンテンツ企画のネタ一覧】
・施設内でのオススメの過ごし方を記事にしたユーザー訴求型のコンテンツ
・施設の魅力やコンセプトを重点的に発信する認知度を上げるコンテンツ
・施設周辺にある観光スポットや飲食店などをまとめた旅行コンテンツ
・施設周辺で遊びや体験ができるアクティビティ型コンテンツ
・宿泊施設までのアクセスを魅力的に説明した旅行型コンテンツ

ポイントしては、お客様が旅行先や宿泊施設について検索するときに、どのようなことを考えて検索するのか、ホテル・旅館の持っているコンテンツを基に逆算することが重要です。

コンテンツマーケティングを積極的に取り組んでいるホテルや旅館は少ないので、今からでも少しずつ公式サイト上での情報発信を行うことで、競合施設との差別化につながります。

コンテンツマーケティングのメリットは、施設の認知度を上げたり、ユーザーやメディアに拡散してもらえる可能性も高くなることです。さらにホテル・旅館のブランドを構築し、地域でのポジションも確立できます。

デメリットは成果が見えづらかったり、成果が反映されるまでに時間がかかることです。Webマーケティングに精通した人材がいない場合は、ホテル・旅館のWebマーケティングを専門としている業者に外注することをおすすめします。

より短期間でコンテンツマーケティングで成果を出すためには、公式サイトに訪れたユーザー行動の分析を行える「Google Analytics」の活用が必須です。詳しく知りたい方は、こちらの予約検討熟度を上げるために。ホテルの予約を増やす分析ツールとは?をご覧ください!

また、コンテンツマーケティングを専門としている方々が行う“SEO対策(Search Engine Opitimization)”はご存知でしょうか?より多くの人に作成したコンテンツを見てもらうためにはSEO対策が欠かせず、コンテンツマーケティングにSEO対策を施すことで長期的にホテル・旅館の認知度や集客力を高めることができるようになります。

【筆者イチ押しのSEO対策コンテンツ】
・ホテルや旅館に特化したSEO対策のノウハウ
・ホテルや旅館のブログ集客方法! ファンを増やす魅力的な3つの戦略

自社サイトの見直しと改善を定期的に

冒頭でも触れたように、従来の待つ集客ではなく、”呼び込む集客”に切り替えることが重要です。Webマーケティングを駆使することで、今まで諦めてかけていた公式サイトを改善することができて、将来的には主な集客媒体に成長させられます。

【本記事のまとめ】
・施設側が発信したい情報ではなく、宿泊したいと思うキッカケづくりが重要
・成果を出すためには定期的な情報発信をすることが前提条件
・より短期間で成果を出すためには、ユーザー行動の分析を踏まえる

弊社のmint(micado hint)もコンテンツマーケティングの事例で、頻繁に情報発信をしていますが、全く閲覧されないコンテンツもあります。

そのような事態を防ぐためには、サイト内の遷移させるクリックボタンの配置・色・文言などを変更して、どのパターンが一番効果があるかを検証することが重要です。

既存のWebサイトで導線設計を見直すことでユーザーの満足度向上に繋がったり、ストレスなく宿泊予約の手続きが行えるようになったり、明かに数字が変化します。

ホテル・旅館のWebサイトでよくあるケースとしては、トップページに情報を詰め込みすぎていることです。いくら情報が充実していも、ユーザーに迷う時間を与えてしまうと離脱されやすい傾向にあるので、良いサイトを構築するためには抑えておきたいポイントです。

公式サイトの構築に興味を持った方は、本当は教えたくない!? ホテル・旅館のマイクロコピーの重要性とは?もご覧になってはいかがでしょうか?既存のWebサイトを改善するための施策について解説しているので、ぜひお役立てください!

最後に念押しさせていただくと、Webマーケティングにおいて1ヶ月、2ヶ月などの短期間で成果を期待してはいけません。定期的な情報発信や地道な分析・改善を行って、公式サイトの構築に励んでいきましょう。

以下の“売上改善に成功した宿泊施設の取り組み事例6選”では、micadoが一緒にお仕事をさせていただいたホテルや旅館さんでの集客事例をご紹介しております。「これから新しい集客施策に取り組みたい!」「直接予約を増やして、利益率を上げていきたい」など考えている施設の担当者様は、ぜひお役立てください!

また、宿泊施設さま向けの無料オンラインセミナーを毎月開催しております!他社では聞けないホテルや旅館の集客戦略やデジタルマーケティングに関するセミナーを行っているので、ご都合がよろしければぜひご参加ください。無料で視聴可能な過去のセミナー動画も大変人気となっていますのでぜひお申し込みください!

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